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2021年11月10日

IoT-デバイス管理システム「IOTMS Management」を提供開始

 

CYBERDYNE Omni Networks株式会社、ならびに株式会社コヴィア・ネットワークスは、多地点に設置されたIoTデバイス「Acty-G3」を遠隔で管理、監視することができるサービスIoT-デバイス管理システム「IOTMS Management」を提供開始します。


IOTMS Management
※写真はイメージです。実際の製品とは異なる場合があります。

IoTの導入において、初期段階ではデバイスが繋がることやデータの分析が最大目標となり、デバイスそのものの管理は見落とされがちですが、実運用に移りプロジェクトの規模や多様性が拡大していくにつれ、IoTデバイスが健全な状態であるように管理、運用することが課題となります。
加えて最近では、エッジでとクラウドの分散処理が進み、エッジ側で多くの処理を実行して前処理をするケースが増えてきていますので、IoTシステムにおけるデバイス管理、一括監視、遠隔保守はより重要性を増し、設置しただけで管理をしない状態は事業のリスクにもなりかねません。

弊社では、「Acty-G3」をお買い上げいただいたお客様に長期間安心してご利用いただくために、「簡単」で「シンプル」をコンセプトとしたデバイス管理システム「IOTMS Management」を提供します。
このような管理システムは、どうしても多機能で複雑になりがちですが、「IOTMS Management」では必要最小限の機能に絞っていますので使いやすく、ダッシュボードはブラウザーベースで、いつでも、全国どの拠点からでもアクセス可能です。
このたび先行で「Acty-G3」用として開始しますが、今後、「UMシリーズ」「LNシリーズ」への拡張を計画しています。

【IOTMS Management】

■特徴

  1. デバイスの管理・死活監視

    「Acty-G3」がデバイス管理サーバーに接続していることを監視し、デバイスの稼働状態を遠隔で監視できます。

  2. デバイスの状態をブラウザーで確認できるダッシュボード

    ブラウザーで一元管理、一連の操作を実行できますので、緊急時において、いつでも、全国どの拠点からでもアクセス可能です。

  3. 電池残量、ファームウェアバージョン、GPS位置情報、デバイス内部温度の管理

    「Acty-G3」の動作情報を収集できます。
    GPS位置情報については、「Acty-G3」の緯度経度の情報を取得することができますので、動作している場所を特定することができます。

  4. CSVダウンロード

    CSVを出力可能ですので、お客様のシステムに取り込んで統合管理していただくことが可能です。

  5. ファームウェア更新機能(※)

    ファームウェアを更新する必要が生じた場合、グループ単位でFOTAを実行することができます。
    ※ファームウェア更新(FOTA)機能に対応したデバイス限定の機能となります。

 

■提供価格

価格は案件ごとに 個別にお見積致しますので弊社営業までお問い合わせください。

 

【プロビジョニングサービス(※)】

「プロビジョニングサービス」は「Acty-G3」大量導入時の機器セットアップを簡略化するサービスです。
「Acty-G3」は最初の起動時にインターネット接続が確立されるとプロビジョニングサーバーへの接続を行います。IMEI番号で識別し、端末ごとに、SIM設定、Wi-Fi設定、Bluetoothなどの設定ファイルをダウンロードし、それに従った初期設定、アプリのインストールや、再起動時のアプリの実行などを自動で行います。
※「プロビジョニングサービス」は100台以上を一括設定される場合に承っております。

 

【IoT-異常警報CTIシステム】

「IoT-異常警報CTIシステム」は、お客様のセンサー監視サーバーが異常を検知した際に、Web APIを使ってCTIサーバーを呼び出すことで、予め指定された電話番号とメールに対して一斉に警報を出します。既存のシステムはそのままにしてスピーディーに導入可能です。
メール通知の場合は受信チェックまでのタイミングが人に依存することとなり、タイムロスが生じやすく、見落としがちであることの問題がありましたが、「IoT-異常警報CTIシステム」は予め指定された電話番号とメールに対して一斉に警報を発信しますので、確実に、かつリアルタイムに障害を把握することができます。

 

【本リリースに関する問い合わせ窓口】

CYBERDYNE Omni Networks株式会社 営業部
E-mail: sales@cyberdyne-omninet.com